
世界の村々に眠っているたくさんの逸品を、みなさまへお届けする一村一品マーケット。
活動の目的や、パートナーインタビュー、生産現場の様子など、商品の背景にある様々なストーリーをご紹介していきます。
一村一品マーケットとは
開発途上国の商品販売を介して、その地の発展を応援する活動「一村一品マーケット」。
世界の村々に眠っているたくさんの逸品を、作り手の夢や想いと共に、あなたへお届けします。
一村一品マーケットとは、アジア・アフリカ・大洋州をはじめとする開発途上国の特産品の展示・販売を介して、その地の発展を応援する活動です。2005年WTO香港閣僚会議の際、日本政府が開発途上国支援策として発表した「開発イニシアティブ」を受け、経済産業省と独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)の手によってスタートしました。
目指しているのは、特産品を介して、その地のものづくりが地域ぐるみで自立的かつ持続的に国内のみならず世界の市場で通用するようになること。

現地の作り手とみなさまを繋ぎ、共に、商品やものづくりを大切に育てていくことで、貧困撲滅など、途上国におけるSDGsの達成に貢献していきたいと考えています。
日本の空の玄関口である成田と関西、2か所の国際空港にショップを開設しています。そのほか、今みなさまがご覧になっている当Webサイト「一村一品マーケット online」を始め、年間を通じて様々な場所に出向き、途上国産品の展示・販売を行っています。活動のスケジュールやレポートは、FacebookやInstagramで発信していますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
現在(※)販売している商品は58カ国324品目。
コーヒーや蜂蜜、チョコレートなどの加工食品からネックレス・イヤリングなどのアクセサリー部屋を彩るインテリア小物や雑貨、色鮮やかなハンディクラフトなどなど、豊富なラインナップを
取り揃えています。ハンドメイド品も多くあり、素材もデザインも形もサイズも実に様々で、作り手の温もりが伝わってくるものばかり。その地の文化が色濃く現れて
いるので、自国文化との違いや共通点など、楽しい発見もありますよ!
個性豊かなたくさんの品々が、みなさまと会える日を楽しみに待ってます。
※2022年3月現在
パートナーインタビュー
各国の商品を取り扱うパートナー企業・団体の方々へ。お話を聞きました。
各国の商品を取り扱うパートナー企業・団体の方々へ、お話をお聞きしました。


ウズベキスタン共和国
ジャパントレーディンググループ株式会社CEO
ユヌス イシャンクロフさん
ご自身と会社について教えてください。
私は、ウズベキスタンのサマルカンドで生まれ育ちました。 国立サマルカンド外国語大学を卒業した後に来日し、一橋大学の大学院で国際経済学を学びました。 その後、 金融機関、大手自動車メーカーの勤務を経て、現在に至ります。
この会社では、ウズベキスタンの商品を始め、ハラル食品やトルコ食品の輸入・販売、飲食事業を手掛けるほか、 日本の建設機械や中古車の輸出など、幅広い事業を展開しています。
この仕事を始めた理由を教えてください。
ウズベキスタンがソ連から独立した当時私は10歳でしたが、事あるごとに日本の情報を見聞きしていました。 中央アジアの中で唯一、ウズベキスタンだけ日本との直行便が就航していたり、 日本が各大学にパソコンを100台寄付したことが報道されたりと、 独立後のウズベキスタンをサポートしてくれる日本に興味をもっていたため、 サマルカンド外国語大学に入学した時、日本語の学科を専攻しました。
そこで、ショートタームで赴任していたJICAの先生たちに出逢ったんです。 彼らは、先生でありながらビジネスマンでもあり、日本語を教えるだけでなく、自身が経験したビジネスの話を共有してくれました。とにかくとても熱心で、生徒のためにメチャクチャ頑張る姿を見て、 「この人たちはビジネスマンで全然違うフィールドで活躍しているのに、なぜこんなに一生懸命なのか?」と不思議に思うと同時におもしろさを感じ、「私もこうなりたい。」と強く思いました。 JICAの先生たちのように、外に出て、広い視野を持ち、ビジネスでもなんでもいろんな経験をして、自分が苦労して覚えたことやその経験を、誰かに伝えていきたい。 そうした思いが、今の仕事に繋がっています。
ウズベキスタンと日本との違いや共通点について教えてください。
日本の会社に勤めて驚いたことは、朝礼と終礼と日報。これはウズベキスタンの会社の文化にはありません。 当番制のゴミ集めや部署全員のデスク掃除なども初体験で、慣れるまでは苦労しましたが(笑)、 こういった真面目な姿勢が、日本企業や日本人に対する高い信頼性に繋がっているのだと思います。
共通点は、たくさんあります。 ウズベキスタンでは家族や両親をとても大切にしますが、日本もそうですよね。 国民食のプロフも炊き込みご飯と良く似ているし、言語の文法もそうです。 ウズベク語も主語から始まって述語が最後にきます。 洋服に関しても、日本の女性と同じように、ウズベキスタンの女性たちも過剰な肌の露出を嫌うので、 着物のようなスタイルの丈が長めのファッションが多い。 お辞儀の文化も一緒ですね。ウズベキスタンでは右手を胸に当てて頭を下げ、相手に敬意を表します。 お年寄りも大切にする。電車でどうぞと席を譲り、荷物を代わりに持ってサポートします。
ウズベキスタンは、日本と同じアジアの国で、とても良く似た文化や価値観を持っています。 似ているものを持っているからこそ、仲良くなれる国なのです。



一村一品マーケットに参加した理由について教えてください。
生まれ育った国はウズベキスタンですが、社会人、夫、父になったのは日本でのこと。 人生の大事なポイントは、ほとんど日本で迎えました。だから私にとって2つの国はとても大切なのです。 商品を通じて、大切なウズベキスタンのことを、1人でも多くの大切な日本の人々に知ってもらいたい。その一心で参加しました。



ご自身の今後の活動について教えてください。
日本は、歴史や文化に関わるものをとても大切にして、上手に世界へアピールしています。 ウズベキスタンもとても古い歴史と文化をもっています。 シルクロードもそうですが、それ以前の歴史的な文化財など、世界に誇れるものがいっぱいある。 だから、日本と同じようにもっと良い方法で、もっと世界中へ紹介していくべきだと考えています。 クオリティもプライスも見た目も良い商品を通じて、1人でも多くの人にウズベキスタンの魅力を発信していきたいと思っています。
ヴィレッジギャラリー
写真提供:日本ウズベキスタン協会
動画や画像で紹介されている商品はこちら






おすすめアイデア
タンザニアの商品を使用したアレンジアイデアをご紹 介します。



タンザニア生まれの、ティンガティンガ絵画のコースターです。
ティンガティンガは、エナメルペンキで動物やアフリカの風景などを描いた絵画スタイルで、カラフルに自由に描いているのが特徴です。
今にも動き出しそうな、躍動感溢れる可愛らしい絵はティンガティンガ村の女性たちが、木製のコースターに一枚ずつ丁寧に描いてつくりました。
ティータイムにお好きなデザインのコースターで、ご家族やご友人との会話を楽しんでみてはいかがでしょうか?
ウズベキスタンの商品を使用した、アレンジアイデアをご紹介します。

パートナー情報

タンザニアフィリア有限会社
電話番号: 052-782-0906
メールアドレス: info@tanzaniaphilia.co.jp
HP:http://www.tanzaniaphilia.co.jp

株式会社バラカ
電話番号: 06-6763-1155
メールアドレス: barakajapan@africafe.jp
HP: https://africafe.jp/
事業内容:アフリカ製品の輸入・卸販売

ジャパントレーディンググループ株式会社
電話番号:03-5812-4219
E-mail:japantradinggroup@gmail.com
事業内容:中古自動車輸出業、ハラル食レストラン経営、ハラル食品輸入卸売、 海外ハンドメイド品輸入販売

NPO法人日本ウズベキスタン協会
電話番号:03-3593-1400
E-mail:jp-uzbeku@nifty.com
HP:http://www.japan-uzbek.org/
取扱い品:「シュシュ」、「ポーチ」、「ランチョンマット」、「ぬいぐるみ」、「ストラップ」 、「小物入れ」、リシタンのアトラス柄など手書き模様の「陶器」、 「クリスマスオーナメント」など
